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開催レポート
公開講座「人材難と早期離職の今、インターンシップ研究の一人者から見た採用新動向と改革への提言」を開催しました
2024年12月7日(土)13:00~14:30
松高 政(京都産業大学)
松坂 暢浩(山形大学)
前山 総一郎(福山市立大学)
2024年12月7日(土)、公開講座「人材難と早期離職の今、インターンシップ研究の一人者から見た採用新動向と改革への提言」が開催され、多くの企業関係者、学生、市民が参加しました。インターンシップ研究者である松高政先生(キャリア論)、松坂暢浩先生(経営学)を迎え、本学の前山総一郎先生(組織社会学)と共に、現代社会が直面する「人手不足」と「若者の早期離職」という課題について議論しました。
前山先生からは、OECDの調査結果を基に「学び」と「働き」が融合する欧米と比べ、日本では両者が乖離していることが指摘され、これが早期離職の一因となっている現状が示されました。松高先生は、採用目的に偏りがちなインターンシップの現状と、その改革に向けた「企業のパーパス(存在意義)」の重要性について提言されました。さらに、松坂先生は「共育型インターンシップ」の実践事例を紹介し、地域企業と学生が「共に学び、共に育ち合う」意義を強調しました。
質疑応答の場では、企業経営者や学生から積極的な質問が寄せられ、「学びと働き」の連動や企業の在り方、キャリア教育の必要性について議論が交わされました。参加者からは「まずは自分を理解することが大切だと学んだ」「インターンシップと地域、共育と様々な所でつながっていくことが地域社会の発展につながるイメージを持てました」といった感想が寄せられました。
今回の公開講座を通じて、インターンシップが単なる採用手段ではなく、人と企業が共に成長し、地域全体が活性化する「起爆剤」となる可能性が示されました。本学では今後も社会課題の解決に寄与する学びの場を提供していきます。
今回の公開講座について、次のURLより期間限定でオンデマンド配信を行っております。ぜひご覧ください。
URL:https://youtu.be/ELEpl7ynky4
(視聴期間:2024年12月20日~2025年1月20日)